オクセイ デュレス ルージュ 2021 ジャック バヴァール
完璧な熟度を誇る鮮烈で優雅な味わい
Auxey Duresses Rouge Jacques Bavard
| 商品管理番号 | 438828 |
|---|---|
| サイズ | 750ml |
| 生産者 | ジャック・バヴァール |
| 産地 | フランス/ブルゴーニュ/オクセイ・デュレス |
| 原産地呼称 | AOCオクセイ・デュレス |
| ヴィンテージ | 2021 |
| 品種 | ピノ・ノワール100% |
| 土壌/栽培 | ビオロジック農法、ビオディナミ農法 |
| 醸造/熟成 | 自然酵母使用、オーク樽熟成12ヵ月以上(225L樽と335L樽)、その後ステンレスタンク熟成3-6ヵ月、無清澄、無濾過 |
| タイプ | 赤/辛口 |
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≪ワインについて≫
クランベリーやサワーチェリー、ストロベリー、シナモン、紅茶などの混じる優雅なアロマ。パレットには濃厚な果実味とスパイスのニュアンスが豊かに広がり、しなやかなタンニンとほのかなオーク香が調和します。熟度の見極めが素晴らしく、舌触りはビロードのよう。活力に満ちた鮮やかさが余韻まで長く続きます。価格に対するクオリティに優れた村名ブルゴーニュです。
《生産者について》
コート・ド・ボーヌに新たな時間軸をもたらす造り手、ジャック・バヴァール。パリのレストラン業界で25年以上のキャリアを積んだ後ワイン造りへと転身した、異色の生産者です。出身はピュリニー・モンラッシェ。かつて祖父が1970年代まで営んでいた家族のドメーヌを2003年に買い戻し、ドメーヌ・デ・クロソーとして再出発しました。
畑はコート・ド・ボーヌ一帯に点在し、フェルマージュ(畑を借りて、借り手が自分のワインを造る)として自社栽培したブドウから作るドメーヌものと、購入ブドウ(マスト)から造られるネゴシアンの2つのスタイルをとっています。ネゴシアンにおいても栽培農家と深く関わりながら、ビオロジック農法やビオディナミ農法で栽培されたものを厳選しています。
ジャック氏はテロワールをより表現するために緊張感を重視し、収穫を早めに行います。中盤のボリューム感は高めつつ、樽の影響を抑えるため、225L樽と350L樽を併用しています。赤は12ヵ月以上熟成の後、さらにステンレスタンクで3-6ヵ月。場合によっては合計18-20ヵ月という長い熟成期間を取り、ワインが自ら整うのを待ちます。自然酵母のみを使用し、バトナージュは行わず、無清澄・無濾過。手を加えるよりも、ただ時間に委ねます。
そこには長年にわたりレストラン経営者やソムリエとして活躍してきた彼の背景があります。日々名だたるワインを扱い、畑を訪ね、造り手と語り、グラスの中で変化するワインを見届けてきた時間。ボーヌの醸造学校で学び、家族の所有畑でビオディナミも実践。理論と現場、両方を身体に刻んできたその経験が、現在の判断基準となっています。
派手さよりも精度。白は張りのある酸と透明なミネラル、冷涼感のある輪郭を持ち、赤は繊細なタンニンと鮮度、奥に土壌の気配が静かに広がる深みをたたえます。ヴィニュロンであり、ネゴシアンであり、ソムリエでもある存在。コート・ド・ボーヌの複数の表情を、一人の感性で束ねる稀有な造り手です。
