サンジョセフ ル グラン ポンペイ ブラン 2022 ポール ジャブレ エネ
フレッシュさと深みの絶妙なバランスを保つ北ローヌのエレガンス
Paul Jaboulet Aine Saint Joseph Le Grand Pompee Blanc
| 商品管理番号 | 433711 |
|---|---|
| サイズ | 750ml |
| 生産者 | ポール・ジャブレ・エネ |
| 産地 | フランス/ローヌ/サン・ジョセフ |
| 原産地呼称 | AOCサン・ジョセフ |
| ヴィンテージ | 2022 |
| 品種 | マルサンヌ80%、ルーサンヌ20% |
| 土壌/栽培 | ビオロジック農法(EUリーフ認証)、ビオディナミ農法、花崗岩盤の上に片岩と片麻岩の混じる軽い土壌 |
| 醸造/熟成 | 全房圧搾。ステンレス、卵型コンクリートタンク、一部フレンチオーク樽を用いて発酵&熟成8ヵ月 |
| タイプ | 白/辛口 |
※SDGsの観点から緩衝材(プチプチ袋)を一部高額商品のみ対応として削減いたします。商品や出荷倉庫により梱包状態が異なる場合がございます。※画像はイメージです。ラベルデザインに変更がある場合がございます。ヴィンテージは商品名をご確認ください。記載の無い場合、最新またはノンヴィンテージのお届けとなります。また、入荷のタイミングにより記載のヴィンテージと異なる場合がございます。詳細は事前にお問い合わせください。 ※太いボトルや箱付等、商品により同梱可能本数が異なります。最終的な送料は受注確認メールを必ずご確認ください。(マグナム以上の商品は原則同梱不可)※実店舗との在庫共有により在庫ありの表示でも完売の場合がございます。 予めご了承ください。
≪ワインについて≫
ヴィクトル・ユゴー『世紀の伝説』に登場する一節、「偉大なるポンペイウスが愛した、特別なワインを」の名句に着想を得て名付けられたキュヴェ。時代が紡ぐワイン文化への象徴的オマージュです。 洋梨や白桃、トーストしたアーモンド、ヘーゼルナッツの混じり合う優雅なアロマ。アタックはしなやか、核果類や蜂蜜を帯びたシトラス、ほのかなミネラル感が層をなし、控えめなオーク香が全体を柔らかく包み込みます。フレッシュさと深みの絶妙なバランスを保つ、洗練された白ワインです。
《生産者について》
ローヌ北部タン=レルミタージュに根を下ろすポール・ジャブレ・エネは、1834年創業の老舗ドメーヌ。銘醸の丘エルミタージュを象徴する礼拝堂、サン・クリストフを1919年に取得した歴史も含め、この地の“時間”をボトルに刻み続けています。
畑はエルミタージュを中心に、コルナス、クローズ・エルミタージュ、サン・ジョセフなど北ローヌの主要なアペラシオンに広がります。近年はビオロジック認証を取得し、ビオディナミ農法も取り入れるなど、化学的物質に頼らない栽培を実践。収量は抑えられ、完熟果実のみを採用する厳しい選果を徹底しています。
ジャブレの名声を決定づけたのが、エルミタージュの頂点を体現するラ・シャペル。花崗岩由来の緊張感とシラーの深い果実味が、熟成によって荘厳さへと昇華する、ローヌを代表する存在です。ワイン・スペクテーター誌の特集「Wines of the Century」では、1961ヴィンテージが“20世紀最高の12本”のひとつとして選出されました。同時に100点満点も獲得し、伝説を作り上げています。
醸造はテロワールの個性を尊重し、区画ごとに行われます。シラーは過度な力強さに傾けることなく、骨格とエレガンスの均衡を追求。熟成には主にフードルを用い、新樽比率も抑え、樽香で覆い隠すのではなく、果実と土壌のニュアンスを静かに整えます。
現代のジャブレを指揮するのは、スイスの実業家ジャン=ジャック・フレイ氏の娘カロリーヌ・フレイ。彼女はボルドーのメドック格付第3級シャトー・ラ・ラギューヌでも指揮を執る敏腕醸造家です。6代続いたジャブレを2006年に取得して以来、ビオロジック農法への移行と精緻な醸造判断を進め、着実に品質を引き上げてきました。2026年以降、彼女はスイスでの活動に専念するため、有能な醸造責任者へと引き継がれることが予定されています。
偉大な畑と歴史を持つだけでなく、現代の栽培と醸造によって再び精度を高め続ける老舗。ローヌの力強さと静かな品格、その両方を知るためには欠かせないドメーヌです。
