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ヴォーヌ ロマネ ラ モンターニュ ヴィエイユ ヴィーニュ モノポール 2023 ブルーノ クラヴリエ
谷筋の光と影、やや深い土壌が育む構造美
Bruno Clavelier Vosne Romanee La Montagne Vieilles Vignes Monopole
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《ワインについて》
約0.33haの小さな単独所有畑、ラ・モンターニュ。コンブ・ブリュレの上流に位置し、1942年に植樹された古樹が今も息づいています。谷筋ならではの光と影が織りなす微気候と周囲よりやや深く粘土を含む土壌が、深みと構造をもたらします。
チェリーやラズベリー、スミレ、繊細なスパイス、下草や大地のニュアンスが重なるアロマ。シルクのようになめらかな質感の中を、鮮やかな酸ときめ細かなタンニンが優雅に流れ、ほのかなスモークのタッチが果実味に奥行きを添えます。余韻にはミネラル感が際立ち、ヴォーヌ・ロマネらしい気品が美しく映し出されています。
《生産者について》
飲み手を静かに惹き込み、畑そのものの息づかいを感じさせるドメーヌ・ブルーノ・クラヴリエ。ヴォーヌ・ロマネに居を構え、ビオディナミを早くから実践し、人為的な演出を極限まで排したワインは、まるで空気のような透明感と、土地が語る繊細なニュアンスを映し出します。その完成度は数々の世界的なワイン評価誌においても高く賞賛されています。
1988年、ブルーノ・クラヴリエ氏が、家族代々受け継いできた畑をもとに自らの名を冠したドメーヌを設立。現在はジュヴレ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニー、ニュイ・サン・ジョルジュ、アロース・コルトンまでに及ぶ約6.5haの畑を所有しています。
クラヴリエ家はブルゴーニュで有機栽培が一般的になる遥か以前から、化学肥料や頼らない畑作りを実践してきた先駆者でした。1999年にEcocert認証による有機栽培を取得し、その後Demeter認証によるビオディナミへ移行。単に農薬を使わないことではなく、「土壌・植物・光」の調和を目指し、澄み切ったミネラルと緊張感をワインに宿します。
醸造においても、ブドウに負荷をかけないことを徹底。収穫後に丁寧に冷却され、円錐形の開放式オーク発酵槽で天然酵母による自然発酵を開始させます。キュヴェに応じて最大30%の全房発酵を取り入れ、手作業によるピジャージュと穏やかなルモンタージュによって、果実を壊すことなくゆっくりと抽出を行います。空気圧式プレスでやさしく圧搾したのち、重力のみで樽へ移し、16~18か月間熟成。新樽比率は特級や1級でも約30%に抑えられ、清澄・ろ過は行わず、SO2の添加も必要最小限のみです。すべては、畑の個性をクリアに保つための判断です。
こうした真摯な取り組みは評論家からも注目され、ワイン・アドヴォケイトにおいては「以前に増してより洗練さと透明感に満ちている」「果実の濃縮感とテロワールの表現力を併せ持ち、繊細で極めて正確」と絶賛されています。派手さを競わず、透明感で心を奪う。今やブルーノ・クラヴリエは、ブルゴーニュを代表するビオディナミ生産者の一人として、世界中のコレクターが注目する存在となっています。
