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《ワインについて》
ヴォーヌ・ロマネ村内のレ・シャランダンを含む3区画、わずか0.16haの畑から造られる希少なキュヴェ。樹齢40-70年の古樹ブドウから、毎年約900本のみ生産されます。 ラズベリーやワイルドベリー、プラム、ローズペタル、オリエンタルスパイス、ウッディなニュアンスを伴う妖艶なアロマ。古樹由来の凝縮した果実味の中心を直線的な酸が貫き、芯のある美しさを感じさせます。タンニンは極めてきめ細かく、重力を感じさせない官能的な質感。余韻は非常に長く、花々や繊細なスパイスが幾重にも重なりながら静かに消えていきます。
《生産者について》
ブルゴーニュ最高峰の造り手たちと深く結びつく、特別な歴史を持つドメーヌ・クリストフ・シュヴォー。礎を築いたベルナール・シュヴォー氏は、30年に渡りDRCに従事し、その傍ら、1966年に自らのドメーヌを立ち上げました。彼の妻も元DRCで働き、現在も3人の息子がDRCに勤務しています。末弟であるクリストフ氏はプリューレ・ロックで10年の経験を積んだ後、家業を継承。2つの偉大なドメーヌで培われた思想が、小さな家族経営ドメーヌの根幹を形作っています。
拠点はヴォーヌ・ロマネ。村名以上の畑を所有しないものの、アペラシオンの枠を越えるクオリティを表現しています。品質の鍵となるのは、畑の生命力。栽培はリュット・レゾネを基本とし、化学的介入を可能な限り抑えながらブドウ樹本来の力を引き出します。土壌の管理にもこだわり、DRCでも実践されるような深い耕起を行います。土に空気を取り込み、根の呼吸を促し、地中深くまで伸びる環境を整えます。これにより石灰質土壌の複雑な層から養分を吸収しやすくなり、テロワールの個性をより明瞭に映し出すことができます。
醸造においても過度な抽出や過剰な樽香を避け、しなやかさにフォーカス。果実の純粋さとフィネスを湛え、力強さよりも透明感を追求する近年のブルゴーニュの潮流とも共鳴しています。
DRCとプリューレ・ロックというブルゴーニュの精神的支柱ともいえる存在から受け継がれた知恵と経験。土壌の声に耳を傾け、ブドウが語る物語を丁寧にボトルへ封じ込める実直な姿勢こそが、クリストフ・シュヴォーの最大の魅力です。
