ムルソー プルミエ クリュ ブラニー 2021 アントワーヌ ジョバール
丘の上の冷涼な気候が生む涼美なムルソー
Antoine?Jobard Meursault 1er Cru
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《ワインについて》
ピュリニー・モンラッシェ村との境、丘の上部に位置する1級畑ブラニー。標高の高い冷涼なテロワールにより、引き締まった端正なワインが生まれます。青リンゴや甘いシトラスオイル、白い花々、ヘーゼルナッツ、濡れた石、やや還元的なニュアンスを伴うアロマ。シルクのようになめらかなテクスチャーからキレのある酸味と濃縮感のある果実味が溢れ、チョーキーなミネラルがくっきりとした輪郭を描きます。涼やかでエレガント、驚くほど長い余韻には爽やかな塩味が漂います。
《生産者について》
名高い生産者がひしめくムルソーにおいて、真の愛好家たちが「長期熟成」という観点で特別な経緯を払う存在、ドメーヌ・アントワーヌ・ジョバール。若いうちは厳格なまでに引き締まり、時を経て初めてその真価を現すスタイルは、父フランソワ・ジョバールの時代から続くムルソー屈指の熟成型白ワインとして高く評価されています。
歴史は1860年頃に遡り、2007年から5代目のアントワーヌ氏が当主を務めています。世界中のブルゴーニュ愛好家から絶大な支持を集めた父の哲学を受け継ぎながらも、自らの感性を静かに反映させています。
所有畑は約5haほどですが、ムルソー1級シャルム、ジュヌヴリエール、ポリュゾといった銘醸畑を擁し、村名区画においても卓越したテロワールを所有。栽培では、認証は取得していないものの、除草剤や化学薬品に依存せず、ビオロジックに近い自然な農法を実践しています。
醸造においては世代が変わってもなお、長期熟成を一貫しています。天然酵母のみを用い、時間をかけてゆっくりと発酵。バトナージュは行わず、新樽比率を20%程に抑え、ダミーやトレモーなど様々なメーカーの樽で約12ヶ月間、澱と共に熟成させます。その後さらにタンクで7~8ヶ月熟成。瓶詰めまでに2年近い時間をかけます。これにより、ヴィンテージごとのブレが少なく、凝縮感と印象的なフレッシュさを併せ持つワインが生まれます。
若いうちは張り詰めた緊張感が際立つものの、十数年の熟成を経て、蜜や白トリュフを思わせる複雑さが現れるジョバールのワイン。ワイン・アドヴォケイトにおいても、「冷たいセラーの中でゆっくりと進化する偉大なムルソー」として、瓶熟後の評価を重視する数少ない生産者の一人として紹介されています。
