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クロ デ ランブレイ グラン クリュ 2023 ドメーヌ デ ランブレイ
堂々とした風格としなやかな艶めきを湛える、真の贅沢
Domaine Des Lambrays Clos des Lambrays Grand Cru
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《ワインについて》
ドメーヌ・デ・ランブレイの“ほぼモノポール”である特級クロ・デ・ランブレイ。11の区画がそれぞれ個別に収穫・醸造され、瓶詰め前にブレンドされます。“畑の一平方メートルすべてを反映する”、LVMHの看板を掲げるシュヴァル・ブランと同じ哲学が貫かれています。
ラズベリーやブラックチェリー、スミレ、ローズペタル、タバコ、下草、ポルチーニ茸などが重なる複雑なアロマ。多種多様な赤系果実が口中を駆け巡り、力強さと濃縮感が段々と高まります。タンニンはビロードのようになめらか。ブラックペッパーがふんだんに散りばめられ、土の香り、茎の風味、鉱物的なニュアンスを帯びながら、味わい深い余韻へと続きます。堂々とした風格を持ちながらも、硬さや威圧感のない真の贅沢さ。疑いようのない将来性を秘めています。
《生産者について》
モレ・サン・ドニの丘に、650年以上もの記憶を抱いて眠るグラン・クリュ、クロ・デ・ランブレイ。ドメーヌ・デ・ランブレイは、このほぼ単独所有に近い畑を中心に、ブルゴーニュの歴史と現代的な精度を体現する、コート・ド・ニュイ屈指の名門です。
その起源は14世紀にまで遡ります。フランス革命の渦中で一時は74人もの所有者に分割されましたが、1979年以降、ティエリー・ブルーアン氏のもとで再統合。1981年にはブルゴーニュの33番目のグラン・クリュとして認定され、“コート・ド・ニュイの宝石”と称される存在となりました。
クロ・デ・ランブレイは総面積8.84haのうち8.66haをドメーヌ・デ・ランブレイが所有する、“ほぼモノポール”。2019年に元クロ・ド・タールのジャック・デヴォージュ氏が責任者に就任して以来、畑はビオロジック農法へと転換されました。さらにビオディナミ農法も実践し、耕作には馬が用いられています。
鉄分を豊富に含む粘土石灰質土壌には平均樹齢40年を超えるピノ・ノワールが根を張り、中には樹齢70年を超える古樹も息づいています。
2014年にLVMHの傘下に入って以降、醸造の解像度もさらに高まりました。近年は全房を高い比率で用いながらも、抽出や新樽の主張を抑制し、バランスを追求。ヴィンテージごとに精密に調整され、全房比率約80%、新樽比率20-50%で18-19ヵ月間熟成という設計のもと、果実の輪郭と全房由来の香気を繊細に重ねます。
赤ワインの印象が強いドメーヌでありながら、1993年以降はピュリニー・モンラッシェの1級カイユレやフォラティエールも生産。白ワインにおいても緊張感と気品を備えたスタイルを確立しています。
複雑な個性を持ち、力強くも繊細な艶をまとい、しばしば「鉄の拳をベルベットの手袋で包んだようなワイン」と語られるランブレイのワイン。驚異的な熟成ポテンシャルを秘め、数多くの評価誌において世界ベスト100ワインの一つに選出されています。力強さとしなやかさ、野性味と気品、その相反する要素が、ひとつの畑の中で静かに溶け合っています。
