オクセイ デュレス レ クレ ブラン 2024 シャソルネイ
ミネラル、透明感、完熟果実の厚みが共鳴
Chassornay Auxey-Duresses Les Crais Blanc
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≪ワインについて≫
オクセイ・デュレスとサン・ロマンの境、標高370mに位置する畑。“Les Crais=チョーク”の名の通り、石灰質が豊富な土壌と冷涼な高地の条件が、ワインに鋭いミネラルと透明感を与えます。
リンゴやグレープフルーツ、アカシアの花、火打石を思わせる硬質なニュアンス。テクスチャーはなめらかでみずみずしく、完熟果実の厚みを感じさせます。中盤からはやや重心の低い酸が全体を支え、塩味を伴うミネラルが輪郭を描きます。若いうちは硬質ですが、時間とともに奥行きと複雑さが増していくポテンシャルを秘めています。
《生産者について》
自然派ワイン界で最も影響力のある人物のひとりとして知られるフレデリック・コサール氏。そのカリスマ的ヴィニュロンからドメーヌを継承したのが、オーレリアン・ヴェルデ氏です。“進化し続ける遺産”と称されるフレデリック氏の哲学を受け継ぎながら、ドメーヌ・ド・シャソルネイをさらなる次元へと押し上げています。
オーレリアン氏の父、アラン・ヴェルデ氏もまた、1970年代からビオワインのスタイルを貫いてきた先駆者の一人。オーレリアン氏は2004年に父から家業を継ぎ、ドメーヌ・オーレリアン・ヴェルデを設立しました。
その傍ら、趣味のバイクを通じて親交を深めたフレデリック氏の右腕としてシャソルネイに参画。やがてフレデリック氏はネゴシアン事業に注力し、2022年にドメーヌの全てをオーレリアン氏に託しました。
シャソルネイの畑は拠点のサン・ロマンをはじめ、オクセイ・デュレスやポマール、ヴォルネイなどコート・ド・ボーヌを中心に11haに広がります。
畑の手入れはビオロジック農法とビオディナミ農法の原則に深く根ざしています。プレパラシオンやホメオパシー製剤を用いることで、生態系を整えたり、土壌そのものの免疫力を高め、畑のポテンシャルを底上げします。
醸造においても科学的介入を排除しています。自然酵母のみを使用し、亜硫酸塩はほとんど無添加。白は軽い清澄を行い、赤は無濾過で瓶詰めされます。発酵や熟成には樽の他にコンクリート製のエッグタンク、テラコッタ製の壺、さらにはグルジアのクヴェヴリも活用。ワインには緊張感と純粋さ、そして生命力が宿ります。
近年は少量の新樽も取り入れられ、オーレリアン氏のならではのタッチが現れるようになりました。自然な手法への忠実さを守りながらも、ブルゴーニュとしてのクラシックな輪郭を添えています。
シャソルネイのワインに共通するのは、熟した赤い果実の力強い表現と、熟した小枝や樹皮を思わせる独特のスパイス香。完璧な熟度で収穫されたブドウを十分に抽出しながらも、驚くほどの飲み心地を備えています。
しばしば“プリューレ・ロックを思わせる、生き生きと刺激的な味わい”と称されるそのスタイルは、エネルギーと構造、華やかさとフィネスが見事に調和したもの。クラシックとナチュラル。その交差点に立ちながら、シャソルネイのワインはブルゴーニュのテロワールを、自由かつ純粋に語ります。
