ヴィーニュ コント ド シャペル ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ シャン ガン ヴィエイユ ヴィーニュ 2023 ジャン マリー フーリエ

緊張感と熟度のバランスに秀でた仕上がり

Jean Marie Fourrier Vigne Comte de Chapelle Puligny Montrachet 1er Cru Champs Gains Vieilles Vignes
商品管理番号 438588
サイズ 750ml
生産者

ジャン・マリー・フーリエ(フーリエ)

産地 フランス/ブルゴーニュ/ピュリニー・モンラッシェ
原産地呼称 AOCピュリニー・モンラッシェ プルミエクリュ
ヴィンテージ 2023
品種 シャルドネ100%
土壌/栽培 表土が薄く石の多い粘土石灰質土壌
醸造/熟成 自然酵母使用、オーク樽熟成(新樽率20%以下)、無濾過
タイプ 白/辛口

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≪ワインについて≫
ドメーヌ・コント・ド・シャペルの畑を取得し、2022年から新たにリリースされたキュヴェ。0.12haの極小区画で栽培される1989年植樹のシャルドネから造られます。
熟した白桃やアプリコット、白い花、冷たいバター、蜂蜜、火打石のアロマ。アタックは丸みを帯び、エキゾチックな果実味の中心を清涼感のある直線的なミネラルが貫きます。深みと優雅さに満ち、緊張感と熟度のバランスに秀でています。
ジャン・マリー・フーリエ名義は、ドメーヌものが常に入手困難な状況を踏まえ、フーリエの哲学とスタイルを より多くの人に届けることを目的に誕生したネゴシアン部門です。ブドウは長年信頼関係のある栽培家のみから調達、醸造哲学はドメーヌものに倣っています。

《生産者について》
ジュヴレ・シャンベルタン村拠点、4世代にわたる歴史をもつドメーヌ・フーリエ。ブルゴーニュ随一の入手困難ワインとして語られる存在です。自らを“テロワリスト”=テロワール主義者と称し、各土地の個性を磨き上げ、フィネスをたたえるワインを生み出しています。

1980年代後半、一時的な衰退を経て、運命を変えたのが現当主のジャン・マリー・フーリエ氏。1994年にわずか23歳でドメーヌを継ぎ、再び勢力を取り戻しました。彼は1980年代後半にアンリ・ジャイエのもとで研鑽し、抽出を抑え、果実の純度と質感を最優先するワイン造りを習得。潔癖なほどまでに入念な畑の手入れや、介入を最小限に抑えた醸造に、当時の学びが現れています。

所有畑は約9ha。0.26haの特級グリオット・シャンベルタンやジュヴレ・シャンベルタンの7つの1級畑、シャンボール・ミュジニーの1級レ・グリュアンシュ、レ・プティ・ヴージョなど、村の心臓部に近い区画が多く含まれます。畑の来歴そのものが、フーリエの立ち位置を物語ります。

使用するブドウは樹齢30年以上の古樹のみ。除梗は慎重に行われ、破砕はせず、発酵前の過度な抽出を避けます。天然酵母による発酵、手作業でのピジャージュ、熟成は16-20か月、ごく控えめの新樽比率で行われます。樽は香りを足すためではなく、構造を整えるための存在として扱われます。

力強さよりも先に“触感”が語りかけるフーリエのワイン。絹のような質感、澄んだ果実味、張りつめたミネラルと独特の柔らかさを兼備し、若いうちから美しく、しかし真価は熟成の先にあります。時間とともに妖艶さを増し、静かに深みへと妖艶に変化するワインは、愛好家を魅了してやみません。

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