シャトー ラ ヴェジヌリー 2020
素直で丁寧、親しみやすい造りの右岸ボルドー
Chateau La Vaisinerie
| 商品管理番号 | 438335 |
|---|---|
| サイズ | 750ml |
| 生産者 | シャトー・ラ・ヴェジヌリー |
| 産地 | フランス/ボルドー/サン・テミリオン |
| 原産地呼称 | AOCサン・テミリオン |
| ヴィンテージ | 2020 |
| 品種 | メルロー90%、カベルネ・フラン10% |
| 土壌/栽培 | 粘土石灰質土壌 |
| 醸造/熟成 | オーク樽&ステンレスタンク熟成(新樽率約30%、古樽約30%、タンク約40%) |
| タイプ | 赤/辛口 |
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≪ワインについて≫
花々やチェリー、フレッシュなプラムのアロマが鼻腔をくすぐります。紫がかった果実の風味と、なめらかでクリーミーなタンニンが印象的。エスプレッソやココアのニュアンスを纏い、柔らかく洗練され、ほのかな塩味を伴う余韻を残します。
《生産者について》
フランス・ボルドー右岸の丘陵、サン・テミリオン衛星地区にあるピュイスガン・サンテミリオン。その静かな風景の中に、17世紀から続くシャトー・ラ・ヴェジヌリーは佇んでいます。
かつてシャトー・デュ・ピュイスガンの一部であった小さなシャトーは、2019年に新しい節目を迎えました。20年以上ワインブローカーとして活躍し、のちに高級ボルドーワイン専門のワイン商「TWINS」を設立したアラン・モーゼス氏がオーナー権を獲得。会社を一代で築き上げた彼は老後を迎え、“外側から触れてきたワインを、今度は畑の中から見たい”という想いを胸に、この土地を選びました。
敷地は約25ha、ブドウ畑の面積はその半分以下にとどめ、自然林や芝生、古木を残すことで、生態系のバランスを保つ工夫をしています。栽培品種はメルローと少量のカベルネ・フラン。平均樹齢は約35年に達します。粘土石灰質の土壌が果実に丸みと落ち着きを与え、柔らかく包むような味わいを生み出します。
醸造ではステンレスタンク、コンクリートタンク、オーク樽を使い分け、区画ごとの表情をそのままワインの質感に映し出します。新樽・1年使用樽・ステンレスタンクを組み合わせた熟成が織りなす絶妙なバランス。フレッシュな果実味、穏やかな樽香、ミネラルのタッチがお互いに引き立て合う、落ち着きのある品の良いワインに仕上げられます。
ラ・ヴェジヌリーの魅力、それは偉大な格付や名声ではなく、アラン・モーゼスという人が選び、育て、家族と守るシャトーであることです。肩肘を張らず、素直で正直、丁寧。そんなボルドーワインを求める飲み手に、やさしく寄り添います。
