- BIO
ジャック セロス ミレジメ 2009
多次元的で中盤に並外れた振り幅のある文句なしの仕上がり
Jacques Selosse Millesime
商品管理番号 | 435567 |
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サイズ | 750ml |
生産者 | ジャック・セロス |
産地 | フランス/シャンパーニュ/コート・デ・ブラン |
原産地呼称 | AOCシャンパーニュ |
ヴィンテージ | 2009 |
品種 | シャルドネ、ピノ・ノワール |
土壌/栽培 | ビオロジック農法、一部ビオディナミ農法 |
醸造/熟成 | オーク樽発酵・熟成、瓶内二次発酵、瓶内熟成108-120ヵ月、ドサージュ0-2.4g/L |
タイプ | 発泡・白/辛口 |
その他 | #熟成ワイン |
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≪ワインについて≫
ギョーム・セロス氏の意向により6つの全所有畑のブドウをブレンドしつくられた2009年。セロスのヴィンテージボトリングの新しい方向性を示しています。オレンジやハチミツ、熟した桃、トースト、アーモンドペースト、ドライアプリコットの深く複雑なアロマ。フルボディで深みがありエレガントで筋肉質、多次元的で中盤に並外れた振り幅があります。熟していながら生き生きとした酸があり、余韻は長く力強くしなやか。文句なしの完成度を示しています。
≪生産者について≫
カルト・シャンパーニュのパイオニアとして神格化されるジャック・セロス。テロワール主義、自然農法、木樽熟成、低ドサージュなど、間違いなく近代のシャンパーニュ造りに最も影響をもたらした生産者です。あまりの入手困難さに幻と化するキュヴェも多数、リリースの度に世界中で争奪戦が繰り広げられています。
1950年にコート・デ・ブランの中心、アヴィーズ村に設立。当初はブドウの大部分をランソンに販売していましたが、アンセルム・セロス氏の代に抜本的な改革がもたらされます。ビッグメゾンが立ち並び栽培への関心が薄かった時代にテロワール主義を掲げたのです。ブルゴーニュでワインづくりを学んだアンセルム氏はテロワールを深く意識するようになり、畑を有機栽培に転換し収量を極限まで抑え、見違えるほど品質を向上させました。1990年代にはビオディナミ農法も導入し自然派シャンパーニュを世界的に広める火付役となります。ただし厳格なビオディナミ農法に則るのではなく、あくまでセロス流の栽培を貫いています。
さらに醸造もすべて手作業にこだわり、木樽熟成、穏やかな酸化、低ドサージュの実験を重ね、シャンパーニュの新たなスタイルを生み出します。キュヴェ・シュブスタンスにはシェリー酒の醸造にみられるソレラシステムでの熟成を導入しました。樽に関しては複数産地を組み合わせた樽材でつくられたもの、228Lと400L、新樽比率は10%と非常に綿密です。野生酵母での発酵、自然なマロラクティック発酵、そして7年前後の長い瓶内熟成を経てデゴルジュマンされます。細部への極端なこだわりがあるものの「自然を最も乱すのは人間」として、醸造中の介入は限りなく控えています。
所有区画は全てグランクリュで平均樹齢は55年以上、ほとんどがシャルドネの栽培に充てられ、アンボネイやアイの小区画のみでピノ・ノワールを栽培しています。フラッグシップであるシュブスタンスにはアヴィーズのシャルドネ、ブリュット・イニシャルとヴァージョン・オリジナルには共にアヴィーズ、クラマン、オジェのシャルドネを使用。2010年に6つの単一畑から成るリュー・ディ・コレクションを生み出し、テロワールの表現の可能性を拡大しました。
セロスのシャンパーニュは一言では表現し難い深く複雑な味わいをたたえ、樽香とわずかな酸化のニュアンス、熟成香の見事な調和が表れています。他のシャンパーニュと比べようのない圧倒的な独自性が評論家、愛好家の心を掴んで離しません。