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ジェローム プレヴォー ラ クロズリー “&” エクストラ ブリュット LC19
セロス氏の薫陶を受けた造り手による深みと骨格の備わるシャンパーニュ
Jerome Prevost La Closerie Les Beguines Extra Brut
商品管理番号 | 434371 |
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サイズ | 750ml |
生産者 | ジェローム・プレヴォー (ラ・クロズリー) |
産地 | フランス/シャンパーニュ/モンターニュ・ド・ランス |
原産地呼称 | AOCシャンパーニュ |
ヴィンテージ | NV |
品種 | ピノ・ムニエ |
土壌/栽培 | ビオディナミ農法、石灰質の砂と粘土が混ざるミルフィーユ状の土壌 |
醸造/熟成 | 土着酵母使用、木樽発酵(225-600L樽)、木樽熟成約9ヵ月、瓶内熟成14-17ヵ月、ドサージュ2.5g/L |
タイプ | 発泡・白/辛口 |
《ワインについて》
2018年よりリリースされた“&”。主に購入ブドウから造られますが、一部の畑はプレヴォー自ら耕作し収穫日や選果を決めています。また個人所有の畑のブドウも一部含まれています。ラベルに記載されている「LC」でベースとなるヴィンテージを示しています。洋ナシや赤いリンゴ、マンダリン、クルミ、焼きたてのパンなどの芳醇なアロマ。層が厚く凝縮感があり、たっぷりとしたブドウ本来の風味と塩味を伴う長い余韻が印象的です。
《生産者について》
ジャック・セロスでの研鑽経験をもつジェローム・プレヴォー氏による小さなメゾン、ラ・クロズリー。しばしばプレヴォー氏の名前で流通し、ムニエ主体のキュヴェでカルト的な人気を得ています。設立はプレヴォー氏がモンターニュ・ド・ランスの北部グー村にある2haを相続した後の1998年。当時ブドウの樹齢は20年ほどで、ネゴシアンにブドウを販売するのみでしたが、友人のアンセルム・セロス氏の教えを受けワインづくりをスタートします。
グー村にある2.2haの畑は石灰質の砂と粘土の混ざるミルフィーユのような土壌で構成され、古樹のムニエを中心に栽培しています。収穫はぎりぎりまで遅らせミネラル分を豊富に蓄えます。畑は手作業で耕され、除草剤や殺虫剤は不使用ですがベト病に対しては硫黄と銅を適宜使用し、あくまでブドウの完璧な成熟に焦点を当てています。
プレヴォー氏は当初醸造設備を持たず、2001年まではセロスのセラーの片隅でワインを造っていました。現在はモダンでミニマルな自宅兼ワイナリーにて醸造を行っています。
発酵には土着酵母を用い、225-600Lの様々な大きさの新樽と古樽を使用。セロス同様、木樽熟成においてワインを樽いっぱいに満たさないため、しばしば酵母の軽い膜ができ、ワインに微妙な生物学的熟成のキャラクターを与えます。ドサージュは最小限に抑え、瓶内熟成期間は14-17ヵ月とかなり短め。しかしプレヴォー氏は「最も興味深い発展はデゴルジュマン後の熟成を”終えた”スパークリングワインに“始まる”」と考えます。彼は味わいが開くまでに6年程の歳月が必要だと言います。
「ラ・クロズリー」の名には外部からの影響を遮断(close)し、自身のシャンパーニュの違いをはっきりさせたいという思いが込められています。生産は主に単一品種と単一ヴィンテージにフォーカスし、土地の個性を最大限に表しています。