カルスドルファー ヘーエ グラーテ ヴァイスブルグンダー GG 2019 リュッケンドルフ
流通量極小、ザーレ・ウンストルートのVDP最上級キュヴェ
Lutzkendorf Karsdorfer Hohe Grate Weissburgunder Trocken GG
商品管理番号 | 429676 |
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サイズ | 750ml |
生産者 | リュッケンドルフ |
産地 | ドイツ/ザーレ・ウンストルート |
原産地呼称 | VDPグロ―セス・ゲヴェックス |
ヴィンテージ | 2019 |
品種 | ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)100% |
タイプ | 白/辛口 |
その他 | #自社直輸入 |
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《ワインについて》
ドイツVDP格付け最上位の辛口であるグローセス・ゲヴェックス。シトラスや熟したリンゴ、ライチなどの繊細なアロマにクルミやキャンディー、アカシアの蜂蜜のニュアンスが重なります。直線的なラインのアタックから濃密な果実味と熟した酸味が溢れ、塩味を帯びたライムを思わせるコンパクトでありながら長くクリアな余韻が続きます。
《生産者について》
ドイツ最小・最北の産地であるザーレ・ウンストルートに拠点を置くリュッケンドルフ。かつて“東ドイツのブドウの砂漠”と揶揄された地域でワイナリーを再生し、わずか4年でVDPへの加盟を果たしました。VDP格付最上位の畑であるカルスドルファーやフレイブルグの畑のから卓越した品質のワインを生み出しています。
19世紀には既にリュツケンドルフのワイナリーでワインが造られていました。しかし1950年代の東ドイツにおける強制的な統制の一環で土地を奪われます。東西ドイツ統一の激動の時代に大学を卒業したばかりのウーヴェ・リュツケンドルフ氏は、再び土地を取り戻すことに着手。1991年に無事に返還され、一族の伝統を復活させました。そして荒廃した無名の土地への高額投資というリスクも報われ、わずか4年後にはVDP協会に加盟するまでに再生を遂げました。
ワイナリーはザーレ・ウンストルート地方、ハルツ山脈の雨陰にあります。長く暑い夏と厳寒の冬、そして栽培に最適な微気候を有し、ブドウ樹が丈夫に育つとともに生育期間を長く維持することができます。さらに、ミネラル豊かな二重珪岩、貝殻石灰岩、赤砂岩に加え、養分の豊富な黄土粘土などの多様な土壌で構成されており、リースリングやトラミナー、ピノ・ブラン、ピノ・ノワールなどにとって完璧な条件が揃います。中でも最高の区画はブルゴーニュに似た地層を持つカルスドルファー・ホーヘ・グラーテと急斜面のフレイブルガー・エーデルアッカーの2つのVDPグローセ・ラーゲです。
元々の土地の恩恵に驕らず、常に生物学的多様性や自然との調和を意識した手入れも抜かりなく実践しています。テロワールのポテンシャルを最大限に引き出すことが、質の高さと豊かな個性に大きく貢献しています。
ヴーヴェ氏は家業を復活させて以来、卓越した品質のワインを造ることだけに専念してきました。リュッツケンドルフの名は今や小さなワイン産地で長く続く表現力豊かなワインの象徴ともいえます。多面的で複雑な味わいは、すぐにそれとわかるものではなく、経験豊かな美食家に特別な喜びを与えます。どのキュヴェも味わいにおいて唯一無二の芸術作品です。