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《ワインについて》
ランス戴冠式の歴史を受け継ぐプレスティージュ・デ・サクレを象徴するスタンダード・キュヴェ。 熟した洋梨やプラム、パイナップル、パッションフルーツなどのアロマが華やかに広がり、チョーク、ビスケット、ブリオッシュ、ローストアーモンドなどの芳醇なニュアンスが奥行きを与えます。アタックは溌剌として生き生きとしており、果実味と酸、クリーミーな質感が美しく調和。中盤にはミネラル感が現れ、輪郭をなぞりながら優雅な余韻へと導きます。
《生産者について》
フランスの歴史と深く結びつき、ランス大聖堂での王たちの戴冠の記憶をシャンパーニュに結びつける、プレスティージュ・デ・サクレ。1960年代、ルネ・ランブロ氏とランス近郊の少数の栽培家たちによって誕生しました。現在は115ha、60の栽培家を束ねる協同組合へと成長しています。
その名に宿る「サクレ」とは、33人の王が戴冠したランス大聖堂での戴冠式のこと。現在のプレスティージュ・デ・サクレの地で生まれたワインは、当時の戴冠式で振る舞われていました。中でも1722年、ルイ15世の戴冠式に際してトゥレーヌ公へ100本献上されたという逸話は、象徴的に語り継がれています。
サクレの畑は、西モンターニュ・ド・ランスを中心に、5つのプルミエ・クリュを含む40のクリュに広がります。多様な土壌と気候が織りなすこの地では、ピノ・ムニエのやわらかさ、ピノ・ノワールの骨格、シャルドネののびやかさが、それぞれの個性を損なうことなく、美しく育ちます。
醸造において大切にするのは「時間」。ノン・ヴィンテージには時を経たリザーヴワインを約40%用い、味わいに奥行きを与えます。さらに最低4年の瓶内熟成に加え、デゴルジュマン後も6ヵ月の静かな休息を設けます。このゆるやかな時間の設計が、長い歴史に寄り添うような奥行きと落ち着きをもたらします。
ボトルにあしらわれる王冠モチーフとロイヤルカラーは、この土地が背負ってきた歴史への敬意の表れ。近年では、フランス上院、オルセー美術館、科学アカデミー、オデオン劇場、ゲラン、ボザール・ド・パリといった名だたる文化機関においても、サクレのワインが提供されています。 その華やかな意匠の奥には、フランスの文化とシャンパーニュが交差してきた長い時間が流れています。
