シャトー オー ノーヴ ソン アルテス サン テミリオン グラン クリュ 2022
テルトル・ロートブッフに近接、玄人好みの秘境に佇むクラフト・サン・テミリオン
Chateau Haute-Nauve Son Altesse St. Emilion Grand Cru
| 商品管理番号 | 438038 |
|---|---|
| サイズ | 750ml |
| 生産者 | シャトー・オー・ノーヴ |
| 産地 | フランス/ボルドー/サン・テミリオン(サン・ローラン・デ・コンブ) |
| 原産地呼称 | AOCサン・テミリオン グランクリュ |
| ヴィンテージ | 2022 |
| 品種 | メルロー80%、カベルネ・フラン20% |
| 土壌/栽培 | サステナブル農法(HVE3)、粘土石灰質にシリカが混ざる土壌 |
| 醸造/熟成 | オーク樽熟成12ヵ月(新樽率50-100%) |
| タイプ | 赤/辛口 |
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≪ワインについて≫
樹齢60年の古樹が植わる特別な区画から生まれるキュヴェ。ブラックベリーやダークプラム、カシス、モカ、リコリス、お香、バニラのアロマが重層的に広がります。パレットには凝縮感のあるふくよかな果実味が溢れ、緻密なタンニンが力強いフレームを形成。中盤には甘やかなオークのニュアンスが優美に溶け合い、余韻にはカカオや土壌の湿った気配が長く響きます。高い新樽比率と果実の成熟度がもたらす太い骨格。“Son Altesse=殿下”の名にふさわしい、威厳あるサン・テミリオンの表現です。
各ボトルには001から1500までのシリアルナンバーが刻印されています。
《生産者について》
“知る人ぞ知る怪物シャトー”が潜む、サン・ローラン・デ・コンブ村に佇むシャトー・オー・ノーヴ。4世代、70年にわたり同じ家族が守り続けてきたサン・テミリオン・グラン・クリュです。
サン・テミリオン村からわずか2km。サン・ローラン・デ・コンブ村はサン・テミリオンの管轄区域内にあり、ACサン・テミリオンを名乗ることができます。派手な格付けの名門が並ぶエリアとは対照的に、この小さな村は静かな丘に、異常にレベルの高いシャトーが密集する銘醸地。南東斜面の好立地に開け、テルトル・ロートブッフ、ラ・モンドット、リフなど、少量生産の実力派が点在する、玄人好みの秘境エリアです。オー・ノーヴもその一角にあり、テルトル・ロートブッフからはわずか900mほど。同じテロワールの恩恵をまっすぐに受けています。
所有畑は約9.5ha。日当たりの良い丘の麓の土壌は、粘土石灰質にシリカが混ざる複雑な構成で、石灰岩の下層土は優れた排水性をもたらします。これにより適度な水分ストレスが生まれ、果皮が締まり、濃密で深い色調を湛えた果実が育まれます。“ネクスト・カルト”シャトーが並ぶことが示すとおり、この土地のポテンシャルは侮れません。
オー・ノーヴはかつてはサン・テミリオン協同組合で醸造されていましたが、2009年に自社ワイン生産へ転換。当時の当主マリー=アンヌ・レイニエ氏が果敢な投資を行いました。以前から実践していた化学除草剤を使用しないサステナブル農法をさらに本格化させ、2018年にHVE3認証を取得。平均樹齢45年の古樹を丁寧に守っています。
また、新設された醸造設備により、区画ごとの表情をより綿密に、素直に引き出すことを可能としています。栽培から醸造まで小さな家族が一貫して手がける“クラフト・サン・テミリオン”の姿勢が息づいています。
メルローのふくよかさに、南東の陽光と石灰のミネラルが重なり、柔らかさと緊張感がひとつに結晶するオー・ノーヴ。豪奢な物語ではなく、“粛々と質で勝負するシャトーが集まる魔窟”のような場所で、静かに本物のテロワールを奏でています。
