- BIO
ブルゴーニュ アリゴテ 2023 フランソワ ミクルスキ
古樹ブドウの凝縮感が溢れ、アリゴテとは思えない仕上がり
Bourgogne Aligote Francois Mikulski
| 商品管理番号 | 438497 |
|---|---|
| サイズ | 750ml |
| 生産者 | フランソワ・ミクルスキ |
| 産地 | フランス/ブルゴーニュ |
| 原産地呼称 | AOCブルゴーニュ |
| ヴィンテージ | 2023 |
| 品種 | アリゴテ100% |
| 土壌/栽培 | ビオロジック農法、河川の堆積物の混じる土壌 |
| 醸造/熟成 | シュール・リー、ステンレスタンク熟成 |
| タイプ | 白/辛口 |
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《ワインについて》
1929年と1948年に植樹された古樹のアリゴテを使用。洋梨や熟れたリンゴ、イースト、ナッツなどの混じる芳醇なアロマが広がります。凝縮感のあるリッチな果実味に、豊かなミネラルがもたらすキレとグリップが加わり、他のアリゴテとは一線を画すエネルギッシュな味わいです。
《生産者について》
チョーク調のラベルが目を引くフランソワ・ミクルスキ。ムルソーの中心部に拠点を構える彼は、1992年の初ヴィンテージで鮮烈なデビューを果たし、わずか20年ほどで世界のワインラヴァーを魅了する存在へと躍り出ました。その名は輸出市場だけでなく、フランス国内の星付きレストランでも一際輝きを放っています。
フランソワ氏は母方の叔父である名醸造家ピエール・ボワイヨのもとで7年間研鑽した後、ムルソーの小さな区画を相続。そこから徐々に拡張し、現在は約8haの畑を所有しています。畑では生態系の調和を重んじ、ビオロジック農法を実践。栽培のメインとなるシャルドネに加え、繊細なピノ・ノワールや樹齢100年を超えるアリゴテも大切に育てられています。グット・ドール、ジュヌヴリエール、シャルム、ペリエールといったムルソーの名立たる一級畑に加え、ヴォルネイ1級サントノの赤ワインもポートフォリオを彩ります。
醸造はいつも“自然との対話”から始まります。天然酵母のみを用い、白ワインは澱とともに12か月以上静かに熟成。完全な調和が訪れるまで、澱引きをせず静かに待ちます。ピノ・ノワールは除梗後、15-17日間ステンレスタンクで発酵、最低14か月間オーク樽で熟成。新樽比率は白で20%以下、赤でも30%程度に抑え、テロワールの声をそのまま残します。瓶詰め前の濾過も最小限にとどめ、旨みと生命力を封じ込めます。
NATOの将校だったポーランド人の父と、ブルゴーニュ出身の母の間に生まれたフランソワ氏。叔父のセラーでワイン造りに触れるうちに、彼の心には純粋さ、真正性、エレガンスへの果てしない探求心が宿ります。ミクルスキのワインは、その哲学を体現するように、澄んだ緊張感と透明な美しさを宿しています。
チョークラベルは、セラーの暗がりでワインを識別するための白い印から着想を得たもの。そこにはクラシックな職人魂と、異なる文化の間で育った彼特有の感性が息づいています。
