ピュリニー モンラッシェ 2023 ポール ペルノ
1級畑に近い複数の畑をブレンドした、村名以上のクオリティ
Puligny Montrachet Paul Pernot
商品管理番号 | 437641 |
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サイズ | 750ml |
生産者 | ポール・ペルノ |
産地 | フランス/ブルゴーニュ/ピュリニー・モンラッシェ |
原産地呼称 | AOCピュリニー・モンラッシェ |
ヴィンテージ | 2023 |
品種 | シャルドネ100% |
土壌/栽培 | 厳格なリュット・レゾネ、石灰質の豊富な土壌 |
醸造/熟成 | 自然酵母使用、オーク樽発酵、シュール・リー、オーク樽熟成約12ヵ月(新樽率約30%) |
タイプ | 白/辛口 |
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《ワインについて》
所有する畑の中でも1級畑に近い複数の畑のブドウをブレンド。樹齢は55-60年ほどの古樹ブドウです。洋梨や白桃などの熟れた果実、ハニーサックル、ハチミツなどの柔らかくジューシーなアロマ。香りとは対照的に、美しく研ぎ澄まされシャープな印象のアタック、鮮烈な果実味がストレートに口中に飛び込み、豊かなミネラル感と予想以上の深みが広がります。村名のクオリティとは思えないほどに完璧なバランスを呈しています。
《生産者について》
ピュリニー・モンラッシェ村の中心に居を構えるドメーヌ・ポール・ペルノ。20世紀半ばから一貫してこの地での古典美を守り続けてきた白ワインの名手です。1959年にポール・ペルノ氏がドメーヌを設立し本格的に始動。現在は3代目へと受け継がれ、かのルフレーヴとも引けを取らないクオリティでトップを争う存在として一目置かれています。
約20haの所有畑の多くはピュリニー・モンラッシェ村内に集中しています。特級バタール・モンラッシェ、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ、1級カイユレやシャン・カネなども擁し、ブルゴーニュ白ワインの聖地にふさわしいラインナップを誇ります。村で最も羨望の的となる区画を所有しているにも関わらず、何十年もの間、ブドウはひっそりとドルーアン社に供給されてきたため、ポール・ペルノとして市場に出るワインはごくわずかでした。近年は十分な質と量を確保できるようなり、ドメーヌ元詰めの生産量を増やしています。
栽培は化学肥料や農薬の使用を最小限に抑えた厳格なリュット・レゾネで、健全で完熟したブドウを得ることに重きを置いています。平均樹齢が50年を超える区画も多く、古樹ならではの凝縮感と骨格がワインに刻まれます。収穫はすべて手摘みで行われ、低収量を維持するための細かな剪定が徹底されています。
醸造スタイルは伝統的で驚くほどシンプル。自然酵母で発酵させ、樽熟成は約11-12ヵ月、新樽比率は10-20%程度に抑えられます。樽には細かくこだわり、軽い焼き加減のアリエ産オークを使用し、その年に合わせて新樽比率を微調整します。バトナージュは控えめに、シュール・リーでの静かな熟成を経て、土地の個性を真摯に映し出すスタイルを貫いています。これにより、ピュリニーならではの研ぎ澄まされたミネラルと張り詰めるような緊張感を湛え、同時に古樹由来の豊かなテクスチャーと熟成による奥行きが全面に出た仕上がりとなります。
ジャンシス・ロビンソンをはじめとする評論家からも「クラシカルで素直なピュリニー」「控えめながら一貫していて信頼できる造り手」と称賛されています。ポール・ペルノのワインは、派手さや技巧を誇るのではなく、テロワールの囁きと節度ある手仕事が調和した静かなる美。“古典的ピュリニーの守護者”であり、グラスを傾けるたびに、ピュリニー・モンラッシェという土地が秘める凛とした気配が広がります。