シャトー グランジュ ヌーヴ 2019
ペトリュスと同じ土壌から生まれる隠れた名品ポムロール
Chateau Grange-Neuve Pomerol
商品管理番号 | 437867 |
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サイズ | 750ml |
生産者 | シャトー・グランジュ・ヌーヴ |
産地 | フランス/ボルドー/ポムロール |
原産地呼称 | AOCポムロール |
ヴィンテージ | 2019 |
品種 | メルロー100% |
土壌/栽培 | 粘土と礫の混じる土壌、硬質鉄礫層の上に薄い表土 |
醸造/熟成 | ステンレスタンクまたはコンクリートタンク発酵、オーク樽熟成12-18ヵ月(新樽率約1/3) |
タイプ | 赤/辛口 |
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≪ワインについて≫
深いルビー色が妖しさを漂わせ、カシスやブラックチェリー、森の下生え、タバコ、トリュフのアロマが奥ゆかしく立ち上がります。口中ではしなやかな丸みを帯びたタンニンが果実を包み込み、緻密なミネラルが余韻を引き締めます。
《生産者について》
ポムロールの中心部、名高きシャトー・トロタノワのすぐ隣に位置するシャトー・グランジュ・ヌーヴ。19世紀後半までは同地の名門シャトー・ブルヌフが包括していましたが、グロ家が購入したことで独立しました。以来、徐々に畑を拡張し、現在では18haもの畑を擁する堂々たるシャトーへと成長しています。
畑が位置するのはポムロール西部。ここには約50cm薄い表土の下にのクラス・ド・フェール呼ばれる鉄分を多く含む硬質な地層が存在し、根の伸長を制限しつつ独特なミネラリティと凝縮感をもたらします。ペトリュスやル・パンの畑もこの特徴的な土壌を持つことで知られています。グランジュ・ヌーヴの畑は1956年の霜害後に全体が再植樹され、現在は樹齢50年以上の古樹が大半を占めています。
醸造においては手摘み収穫で100%除梗、ルモンタージュは比較的頻繁に行い、発酵後1か月にわたるマセラシオンを経て、熟成段階へと入ります。熟成は新樽比率約1/3で12-18ヵ月、長期熟成に耐える骨格とともにメルローのなめらかさをしっかりと表現してます。
グランジュ・ヌーヴの真髄は、ポムロール西部の木霊をグラスの中に封じ込める誠実さにあります。特異な土壌が育む芯のあるストラクチャー、由緒ある歴史、そして現代的な醸造技術の融合。右岸の王がペトリュスやル・パンならば、グランジュ・ヌーヴはまさに彼らに忠実に仕える執事のよう。知名度は控えめでありながら、気品と確かな技を湛える存在です。