アルダー スプリングス ヴィンヤード ピノ ノワール 2021 シックス クローヴズ
日本人醸造家による繊細さと旨みに満ちたピノ
Alder Spring Vineyard Pinot Noir Six Cloves Wines
商品管理番号 | 436290 |
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サイズ | 750ml |
生産者 | シックス・クローヴス |
産地 | アメリカ/カリフォルニア/メンドシーノ |
原産地呼称 | メンドシーノ・カウンティAVA |
ヴィンテージ | 2021 |
品種 | ピノ・ノワール100% |
土壌/栽培 | 砂岩や頁岩の混じる土壌 |
醸造/熟成 | 土着酵母使用、50%全房使用、全房と除梗を別々に発酵&オーク樽熟成10ヵ月(古樽)、熟成後ブレンド |
タイプ | 赤/辛口 |
その他 | #自社直輸入 |
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《ワインについて》
壮大なアルダー・スプリングス・ヴィンヤードはサンフランシスコから約241km、太平洋から19kmの冷涼な気候の隔離された場所にあり、2400haもの広大な土地の140のエリアに40以上の品種が植えられています。シックス・クローヴスのワインに使用されるユニークなフレンチ・クローン459は、1993年からメンドシーノ・カウンティのレイトン・ヴィルで傑出した品質のブドウを誇るスチュアート・ビュリー氏によって栽培されたものです。
ラズベリーやドライローズ、パインツリー、ローズマリー、シナモンの複雑なアロマ。パレットには繊細な酸味とシルキーなタンニンが心地よく広がり、マッシュルームのヒントを帯びた旨みのある余韻で締めくくられます。沿岸の影響を受ける冷涼な気候と高標高のテロワールが見事に表現されています。
《生産者について》
カリフォルニア、ソノマの涼味な気候のもと、日本人女性、平林園枝氏が手がける素直で繊細さに満ちたワイン「シックス・クローヴス」。日本人だからこそ成せる細部への徹底的なこだわり、純粋な味わいと自然への敬意を重視したワイン造りを行っています。一貫した姿勢が実を結び、ワイン・エンスージアストでは「アルダー スプリングス ヴィンヤード ピノ ノワール 2021」が94点を獲得、世界的なレビューサイトでもその品質が高く評価され、日本市場だけでなく現地でも着実に成長を遂げています。
元々はニューヨーク拠点の日本の輸入会社で勤務していた園枝氏。消費者としてワインにのめり込む中、ワイン・スペクテーター誌でカリフォルニア大学デイヴィス校の記事を目にした際にキャリアチェンジを決意し、ブドウ栽培・醸造学プログラムを専攻しました。その後、テッド・レモン、スティーブ・マティアソン、ヒロ・クスダ、アンドレ・オスタータークなどの下で研鑽。職人的な小規模生産者の下で直感的なワイン造りの経験を素早く積み、2017年に自分のブランドを立ち上げるという目標に到達しました。
シックス・クローヴスという名は彼女の家系に敬意を表しています。数百年前に先祖が薬の販売を営んでいた際に使用していたクローヴの紋章にインスパイアされ、シックス・クローヴスと命名しました。他にも彼女の先祖は代々酒や醤油、味噌などの発酵食品事業にも携わり、実家は日本で高く評価されているリンゴ栽培農家でもあります。父親の仕事の中で“テロワール”を目の当たりにした影響もあり、園枝氏のワイン造りは全てブドウそのものを輝かせることが中心です。「巧みに“操作”されたワインは本来のブドウとその栽培者の質を示さない。技術的に操作する方法は知っているが、私の目標はそれをしないことです。私はブドウと生産者の仲介役でありたい。」と語る園枝氏。自身の研ぎ澄まされた繊細な味覚と日本の伝統を活かし、土地を反映し多様性に富んだワインを造ることを使命に掲げています。
妥協することなく、素晴らしい畑のブドウを仕入れている園枝氏。スティーブ・マティアソンの畑をはじめ、気鋭の小規模生産者の畑、有機農法の畑など、調達するのは自身の尊敬する生産者からのみです。仕入れる量が限られるため、生産量も250-350ケースと必然的に少量となります。全体の9割は日本市場で販売されていますが、最近では現地で直接消費者に販売することにも注力しています。
多くの注意、努力、忍耐、そして情熱をもって、チャレンジングな環境にタフに挑む園枝氏。今日は異なる産地のワインにエレガンスを表現し、多様な次元を加えることを目標に邁進しています。ワイン評論家ダグ・ワイルダー氏による「Purely Domestic Wine report」では、シックス・クローヴスを「大変深く吟味し調達され、かつ正当な値段の、少量生産ワインの古典的な例」と評しています。広大なカリフォルニアで、密かに日本の心の宿したニュアンスのあるエレガントなワインは、日本人ならばなお一飲の価値があります。