- BIO
クロ ド ラ ロッシュ グラン クリュ 2019 デュジャック
長熟型のアロマティックで壮大なグランクリュ
Clos de la Roche Grand Cru Domaine Dujac
商品管理番号 | 434378 |
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サイズ | 750ml |
生産者 | デュジャック |
産地 | フランス/ブルゴーニュ/モレ・サン・ドニ |
原産地呼称 | AOCクロ・ド・ラ・ロッシュ グランクリュ |
ヴィンテージ | 2019 |
品種 | ピノ・ノワール100% |
土壌/栽培 | ビオロジック農法(AB認証)、石灰岩の破片の混じる土壌 |
醸造/熟成 | 全房90-95%使用、コンクリートタンク発酵、オーク樽熟成 |
タイプ | 赤/辛口 |
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《ワインについて》
ドメーヌ全体で大成功を収めた2019年。ダークベリーや温もりのあるスパイス、オレンジピール、薪を焚べる煙、土の香りが複雑に絡み合います。層が厚く筋肉質なアタック、生き生きとした酸とパウダリーなタンニンを持ち、集中力と凝縮感に満ちています。アロマティックで壮大、20-30年後に喜びを感じられる長熟向きのワインです。
《生産者について》
モレ・サン・ドニのアペラシオンでトップを競う評価を得るドメーヌ・デュジャック。美食家の父の影響を受けたジャック・セイス氏はワインを飲むだけでなく造りたいと思うようになり、父の助けを借りてプス・ドールのジェラール・ポテル氏に弟子入り。さらにDRCのオーベール・ド・ヴィレーヌ氏やアルマン・ルソーのシャルル・ルソー氏からも技術を学びました。その後モレ・サン・ドニの荒れ果てた小さなドメーヌを取得し自身の名前から「デュジャック」と命名。そして20世紀で最悪なヴィンテージのひとつである1968年にドメーヌの幕を開けます。
デビューの年は不運にも殆ど全てのワインがバルクで販売されたものの、翌年1969年は一転して絶好のヴィンテージに恵まれ大成功を納めます。その後次々と畑を拡大し、現在は特級クロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニをはじめボンヌ・マールやロマネ・サン・ヴィヴァンなど華々しい畑を掌握しています。2005年にはドメーヌ・トマ・モレの数区画も購入。畑は全てオーガニック農法で手入れされています。
デュジャックのスタイルの鍵となるのは全房発酵。果梗まで健全に成熟したブドウを除梗せず房まるごと発酵させます。ジャック氏はこれにより全体の絶妙な均衡と調和、余韻の長さ、複雑さが生まれると考えます。発酵はコンクリートタンク、熟成はトレネリー・レモンから調達した樽、新樽はしっかりと晒してから使用します。物質的なこだわりはあるものの、テロワールとブドウを全面的に信頼しているため醸造にはあまり干渉しません。
半世紀にわたり同じ手法を続けてきましたが、息子のジェレミー氏が加わってからはブドウの成熟度が十分でない場合に限り一部を除梗。またマロラクティック発酵の延長や澱をより多く残すこと、熟成の間澱引きせず放置するなどの実験も行われています。ここ数年でデュジャックのコンテンポラリースタイルと言うべきものが順調に進み、2022年には新たなワイナリーが完成しより精巧な作業が可能となりました。
デュジャックのワインは長期熟成を経て複雑に絡み合う崇高な第3のブーケを現し、偏りのあるワインづくりを完全に正当化します。色味はあまり濃くないものの、見た目の第一印象を覆す驚くべき深みとストラクチャーを備えています。数十年は優に持つ真の“ヴァン・ド・ギャルド(長期熟成ワイン)”です。