花火 2024 フェルミエ
夏の新潟の風物詩、花火のような華やぎと余韻
Fermier Hanabi
| 商品管理番号 | 438813 |
|---|---|
| サイズ | 750ml |
| 生産者 | フェルミエ |
| 産地 | 日本/新潟 |
| ヴィンテージ | 2024 |
| 品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン100% |
| 土壌/栽培 | 砂質土壌 |
| 醸造/熟成 | フレンチオーク樽熟成 |
| タイプ | 赤/辛口 |
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《ワインについて》
新潟県産のカベルネ・ソーヴィニヨンを使用。ラベルには貼絵画家・深町めいしゅう氏の作品「花火」が施されています。 赤系ベリーと黒系ベリーの濃淡のあるアロマに、ほのかなスモークやスパイスのニュアンス。一瞬の閃光のような華やかさがあり、ジャムのようなジューシーな味わいの後に、静かな余韻が続きます。信濃川上空を彩る花火のような、あでやかさと叙情を感じさせます。
《生産者について》
新潟県、越前浜に佇むフェルミエ。信濃川が運んだ砂と海風が紡ぐ「新潟ワインコースト」の土地の力を、丁寧に映し出すワイナリーです。かつて金融業界で働いていた本多孝氏が、ワイン造りに対する強い想いを抱いて東京から移住し、2006年にスタートさせました。「Fermier (フェルミエ)」はフランス語で「農家」を意味し、土地の息遣いを大切にする姿勢を象徴しています。
海からの風、砂質土壌、冷涼な気候が調和する特別なテロワールをもつ新潟ワインコースト。砂の粒子は水はけの良さを生み、ぶどうの根を深く張らせ、果実に凝縮感とミネラル感を与えます。スペイン北西部リアス・バイシャス地方の風土とどこか似ており、海辺ならではの塩味や爽やかな酸が独自のスタイルを育んでいます。
フェルミエが最も力を注ぐ品種は、リアス・バイシャスの名産でもあるアルバリーニョ。日本産アルバリーニョのパイオニアともいえる存在であり、新潟市南区新飯田の棚仕立てで育ったブドウからは、白桃やアプリコットを思わせる華やかな香りとシャープな酸が立ち上ります。ステンレスタンクや樽を駆使して丁寧に発酵・熟成させることで、海の風景を思わせる清らかで洗練されたワインが生まれます。
他にも、シャルドネやカベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、さらに近年はピノ・ノワールの栽培にも果敢に挑戦し、地域の可能性を押し広げてています。
栽培から醸造まで、自然のリズムを尊重する姿勢はフェルミエの核です。湿度の高い土地でビオロジックやビオディナミに振り切るのは難しいものの、除草剤や化学肥料は使用せず、農薬の使用は最低限に抑えています。
醸造では野生酵母を用い、酸化防止剤は最低限とし、手作業を重んじます。ここでしか表現できないテロワールの詩が、グラスの中に静かに開きます。
潮風を感じる夕暮れ、のどかな風景を見渡しながら味わうフェルミエのワインは、季節の光を閉じ込めた新潟の物語。土地と人が寄り添い、これからの日本ワインの未来を紡ぐ、確かな存在感を放っています。


