ヴィーニュ コント ド シャペル ピュリニー モンラッシェ ヴィエイユ ヴィーニュ 2023 ジャン マリー フーリエ

古樹がもたらす繊細でのびやかなミネラル感

Jean Marie Fourrier Vigne Comte de Chapelle Puligny Montrachet Vieilles Vignes
商品管理番号 438587
サイズ 750ml
生産者

ジャン・マリー・フーリエ(フーリエ)

産地 フランス/ブルゴーニュ/ピュリニー・モンラッシェ
原産地呼称 AOCピュリニー・モンラッシェ
ヴィンテージ 2023
品種 シャルドネ100%
土壌/栽培 粘土石灰質土壌
醸造/熟成 自然酵母使用、オーク樽熟成(新樽率20%以下)、無濾過
タイプ 白/辛口

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≪ワインについて≫
ドメーヌ・コント・ド・シャペルの畑を取得し、2022年から新たにリリースされたキュヴェ。0.24haのリュ・ルソーの区画に植わる1961年植樹のシャルドネを使用しています。
洋梨や白桃、シトラスのアロマに、アカシアやサンザシなどのフローラルなニュアンス。アタックは優雅でフレッシュ、明確な酸と繊細なミネラル感がのびやかに広がります。果実のボリュームよりも輪郭の美しさが印象的、余韻にはチョーキーなタッチを残します。
ジャン・マリー・フーリエ名義は、ドメーヌものが常に入手困難な状況を踏まえ、フーリエの哲学とスタイルを より多くの人に届けることを目的に誕生したネゴシアン部門です。ブドウは長年信頼関係のある栽培家のみから調達、醸造哲学はドメーヌものに倣っています。

《生産者について》
ジュヴレ・シャンベルタン村拠点、4世代にわたる歴史をもつドメーヌ・フーリエ。ブルゴーニュ随一の入手困難ワインとして語られる存在です。自らを“テロワリスト”=テロワール主義者と称し、各土地の個性を磨き上げ、フィネスをたたえるワインを生み出しています。

1980年代後半、一時的な衰退を経て、運命を変えたのが現当主のジャン・マリー・フーリエ氏。1994年にわずか23歳でドメーヌを継ぎ、再び勢力を取り戻しました。彼は1980年代後半にアンリ・ジャイエのもとで研鑽し、抽出を抑え、果実の純度と質感を最優先するワイン造りを習得。潔癖なほどまでに入念な畑の手入れや、介入を最小限に抑えた醸造に、当時の学びが現れています。

所有畑は約9ha。0.26haの特級グリオット・シャンベルタンやジュヴレ・シャンベルタンの7つの1級畑、シャンボール・ミュジニーの1級レ・グリュアンシュ、レ・プティ・ヴージョなど、村の心臓部に近い区画が多く含まれます。畑の来歴そのものが、フーリエの立ち位置を物語ります。

使用するブドウは樹齢30年以上の古樹のみ。除梗は慎重に行われ、破砕はせず、発酵前の過度な抽出を避けます。天然酵母による発酵、手作業でのピジャージュ、熟成は16-20か月、ごく控えめの新樽比率で行われます。樽は香りを足すためではなく、構造を整えるための存在として扱われます。

力強さよりも先に“触感”が語りかけるフーリエのワイン。絹のような質感、澄んだ果実味、張りつめたミネラルと独特の柔らかさを兼備し、若いうちから美しく、しかし真価は熟成の先にあります。時間とともに妖艶さを増し、静かに深みへと妖艶に変化するワインは、愛好家を魅了してやみません。

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