シャトー オー ブリオン 2020
R.パーカー99点、濃縮感と爽やかさを兼備する見事な仕上がり
Chateau Haut Brion
商品管理番号 | 436351 |
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サイズ | 750ml |
生産者 | シャトー・オー・ブリオン |
産地 | フランス/ボルドー/ペサック・レオニャン |
原産地呼称 | AOCぺサック・レオニャン、メドック格付第1級 |
ヴィンテージ | 2020 |
品種 | メルロー42.8%、カベルネ・ソーヴィニヨン39.7%、カベルネ・フラン17.5% |
土壌/栽培 | 小石を含む砂利と粘土 |
醸造/熟成 | オーク樽熟成15-18ヵ月(新樽率77%) |
タイプ | 赤/辛口 |
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≪ワインについて≫
ロバート・パーカー99点、よりクラシカルな仕上がりとなった2020年。ブラックベリーやラズベリーのアロマが序盤に広がり、続いてリコリスや葉巻、ダークチョコレート、黒トリュフなどの力強いノートが次々と現れます。濃縮しぎっしりと詰まったフルボディの味わいながら過度な重たさを一切感じさせず、赤系果実やドライハーブの爽やかさが入り混じり、張りのある酸と非常にきめ細かなタンニンが美しい輪郭を成しています。芳ばしい土のヒントを伴う壮大な余韻で締めくくられる、見事な仕上がりです。
≪生産者について≫
言わずもがな、メドック格付に唯一グラーヴ地区から選出されトップの称号を得たシャトー。所有面積は5大シャトーの中で圧倒的に小さい反面、最も古い畑を有しています。長い歴史の中でチャールズ2世やトーマス・ジェファーソン、著名なロンドンの作家サミュエル・ペピスなど偉人をも魅了してきました。
1530年代にポンタック家によって設立されたのち幾度となく所有者が代わり、1935年以降はディロン家の所有となっています。51haの畑の大部分を黒ブドウが占め、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドを栽培、約3haはソーヴィニヨン・ブランとセミヨンに割り当てられています。土壌は非常に古くから堆積したガンジアンという砂利質に粘土質が混じっています。砂利質土壌には様々な石英が含まれ、これらの“宝石”がオー・ブリオンのワインを特徴づける鍵となっています。メルローが支配的なこともあり、他の左岸シャトーと比較してより丸みがあり柔らかでエレガントな印象に仕上がります。
オー・ブリオンは格付シャトーの中でもかなり初期の段階で醸造にステンレスタンクを導入したり新樽100%での熟成を始めたシャトーでもあります。独自の2層式ステンレスタンクでの発酵はフリーランジュースを高品質かつ最大量得られるように設計され、マストのしなやかさを固持します。また、白ブドウはpHに細心の注意を払い全房圧搾され、マストをドライアイスで保護するなど、隈なく品質を徹底しています。
グランヴァンの他にセカンドワインのル・クラレンス・ド・オー ブリオン、白ワインのシャトー・オー・ブリオン・ブラン、隣接するラ・ミッション・オー・ブリオンの白ブドウをブレンドしたラ・クラルテ・ド・ オー・ブリオン・ブランなども手掛けています。2つの白ワインは希少価値が高く、しばしば赤ワインよりも高値で取引されています。
ロバート・パーカー氏に「このワインを飲まずして人生を終えることはできない」とさえ言わしめるオー・ブリオン。1級シャトーの中で最も親しみやすい印象ともされますが、ふくよかでクリーミーな果実味の中にシガーをふわりとふかすようなスモーキーなオーク香があり、贅沢さと複雑さ、1級たる風格と余裕さえも感じさせます。