グイダルベルト 2021 テヌータ サン グイド
サッシカイアの生産者によるメルローブレンドのキュヴェ
Tenuta San Guido Guidalberto
商品管理番号 | 431260 |
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サイズ | 750ml |
生産者 | テヌータ・サン・グイド |
産地 | イタリア/トスカーナ/ボルゲリ |
原産地呼称 | トスカーナIGT |
ヴィンテージ | 2021 |
品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー40% |
土壌/栽培 | 石ころの多い土壌、砂質、石灰質、粘土質の入り組んだ土壌 |
醸造/熟成 | ステンレスタンク発酵約2週間、フレンチオーク樽(ごく一部アメリカンオーク樽)熟成約15ヵ月(新樽率15%) |
タイプ | 赤/辛口 |
※画像はイメージです。ラベルデザインに変更がある場合がございます。ヴィンテージは商品名をご確認ください。記載の無い場合、最新またはノンヴィンテージのお届けとなります。また、入荷のタイミングにより記載のヴィンテージと異なる場合がございます。詳細は事前にお問い合わせください。 ※太いボトルや箱付等、商品により同梱可能本数が異なります。最終的な送料は受注確認メールを必ずご確認ください。(マグナム以上の商品は原則同梱不可)※実店舗との在庫共有により在庫ありの表示でも完売の場合がございます。 予めご了承ください。
≪ワインについて≫
ロバート・パーカー94点、醸造長カルロ氏が彼が手掛けた中で最高の仕上がりであると語る2021年。時間をかけて開くカシスや完熟ブラックベリー、スミレやアイリス、クリームの柔らかなアロマ。アタックにはビロードのようななめらかさとリッチさがあり、鮮やかな酸とスパイスや土のヒントが彫りの深い印象を与えています。ピュアな力強さに満ち、アペラシオンのアイデンティティを高めています。
《生産者について》
世界で最も賞賛されるイタリアワイン生産者のひとつであるテヌータ・サン・グイド。元祖スーパータスカンともいえるサッシカイアを生み出したことで象徴的な地位を確立しました。品質でフランスに大きく遅れをとっていたイタリアで、70年代初頭、テヌータ・サン・グイドが突如としてボルドーの偉大なワインと容易に肩を並べ、さらにはそれを凌駕するワインを生み出し世界を圧倒。イタリアを荘厳なワインの魔法にかける引き金となりました。
エステートはトスカーナ州マレンマのボルゲリに位置します。サッシカイア誕生のきっかけは、1960年代にアンティノリの従兄弟であるマリオ伯爵がボルドーに匹敵するワインを個人的な実験として生産したことです。ボルゲリの地形や砂利質の土壌がボルドーのグラーヴに似ていることに着目し、カベルネ・ソーヴィニヨンを植樹。“サッシカイア=石ころだらけ“の名もこの土壌に由来します。現在エステートは90haのブドウ畑を持ち、それぞれ土壌、標高、太陽との位置関係が異なる区画に細分化されています。砂利質のみならず一部は石灰岩や泥灰土、小石、粘土質など多様な土壌が入り混じり、標高も100-400mとミクロクリマを有することから、各品種の栽培の安定性と味わいの複雑性がもたらされます。
サッシカイアに使用されるブドウは完熟する直前に収穫されるため、フィネスと美しいアロマを保ち、アルコール度数も抑えられます。また、少量ブレンドされるカベルネ・フランが絶妙な重さをコントロールします。セラーでは小型のステンレスタンクで区画毎に醸造。新樽率20-40%のフレンチオーク樽で約24ヵ月熟成させます。
サッシカイアの他に、グイダルベルトとレ・ディフェーゼも生産。サッシカイアの区画と他の自社畑のブドウからなり、グイダベルトにはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー、レ・ディフェーゼにはカベルネ・ソーヴィニヨンとサンジョヴェーゼがブレンドされます。さらに、サンタディ協同組合とのコラボレーションによるアグリコーラ・プニカをサルディーニャ島に所有しています。
トスカーナの規定を大きく外れたことから当初はあまり歓迎されなかったものの、その並外れた品質により瞬く間にブームを巻き起こしたサッシカイア。1985年にはイタリアワインとして初のロバート・パーカー100点満点を獲得し、あまりの偉大さに1994年ヴィンテージからDOCの規制が抜本的に変更され、イタリア唯一の単独ワイナリーとしてのDOCを獲得。単なるヴィーノ・ダ・ターヴォラであったものが、異例の「DOCボルゲリ・サッシカイア」へと昇格しました。さらに1994年にはマレンマ地方のブドウ栽培が急増し、広範囲のボルゲリのアペラシオンが設定されました。法律や歴史をも塗り替える偉大なワイン。2021年もロバート・パーカーとデャンター誌で100点満点をマークし、抜きん出た存在感を放っています。テヌータ・サン・グイドの心臓は今日も、先代のマリオ氏を継ぐインチーザ・デッラ・ロケッタ家の情熱とともに鼓動しています。