ブルゴーニュ ルージュ レ キャレル 2022 アントワーヌ プティプレ

かつてのACポマール、村名クオリティの希少キュヴェ

Bourgogne Rouge Les Carrelles Antoine Petitprez
商品管理番号 438429
サイズ 750ml
生産者 アントワーヌ・プティプレ
産地 フランス/ブルゴーニュ
原産地呼称 AOCブルゴーニュ
ヴィンテージ 2022
品種 ピノ・ノワール100%
土壌/栽培 ビオロジック農法、ビオディナミ農法、粘土石灰質土壌
醸造/熟成 自然酵母使用、全房発酵、オーク樽熟成約18ヵ月、無濾過
タイプ 赤/辛口

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≪ワインについて≫
レ・キャレルは、かつてはACポマールであった畑です。格落ちされた畑ではあるものの、明らかにポマールのクオリティであり、法改正時のシステム操作時に誤って消されてしまったのではないかと噂されています。樹齢は87年と超古樹、生産量はわずか860本ほどです。
ラズベリーやチェリー、スパイスや森林のアロマ。シルキーな質感が舌の上を滑るように流れ込み、旨みが強く官能的な果実の風味が口中を満たします。鮮やかな酸味が重心を持ち上げつつも複雑性に富み、深く長い余韻を残します。

《生産者について》
フランス国内のミシュラン星付きレストランを中心に流通し、輸出されることは極めて稀。アントワーヌ・プティプレは、ポマールの地下セラーでわずか数樽のワインを醸す、ブルゴーニュの静かな革命児です。

自然派醸造家にしてビオディナミ農法のコンサルタント、そしてボーヌの醸造学校でサスティナブル農業を教える教育者でもあるアントワーヌ氏は、ブルゴーニュの名門に有機栽培への道を示してきました。その中にはデュジャックやメオ・カミュゼ、リジェ・ベレール、ジャン・ジャック・コンフュロンなども名を連ねます。そうした名家との信頼関係をもとに、樹齢40-90年の古樹や標高500mの高地など、個性豊かな区画からブドウを厳選。仕入れ元の畑はポマール、サヴィニー・レ・ボーヌ、ショレイ・レ・ボーヌ、コート・ド・ニュイと広範囲に及び、いずれもビオロジックやビオディナミ農法で手入れされています。

カリフォルニアのターリー、カナダのマリヴォワール、そしてブルゴーニュのドメーヌ・ド・ラルロで経験を積んだのち、彼はサヴォワ地方へ拠点を移し、ヴォージュ山脈の麓でビオディナミ栽培を実践。後にブルゴーニュへ戻り、2haの自社畑を取得し、馬耕と月のリズムを取り入れた栽培を続けています。

ポマールの小さなセラーでは、ミニマルで静かな醸造が行われます。早朝に手摘みされたブドウは全房のまま自然酵母で発酵させ、18-23か月の熟成を経て無濾過・最小限の亜硫酸で瓶詰め。主に古樽を用いることでオークの主張を抑え、テロワールの声をそのまま映し出します。生産量はキュヴェごとにわずか2-4樽のみで、ほとんどが本国の星付きレストランで消費されます。マーケティングを拒む姿勢が世界的な認知度を妨げているにも関わらず、その希少性から愛好家の間では争奪戦となっています。

生化学技術者の道を歩む中、農業技術者として方向転換した彼の修士論文のテーマは、「月がブドウ樹とワインに与える影響」。その探究心は、科学と感性の狭間で揺らめく光のように彼の哲学を形づくりました。畑と対話するように生きる彼のワインは、羽のように軽やかでありながら、底に確かな深みを秘めています。繊細さと正確さ、そして心を打つ余韻。それこそがアントワーヌ・プティプレの描くビジョン、“生きたブルゴーニュ”の姿なのです。

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